【Report】南与野駅前開発
過去最大規模!彩の国マルシェが南与野で開催
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2023年9月23日(土祝)・24日(日)の2日間、JR埼京線南与野駅北側高架下にて「彩の国マルシェ~Saikyo Festa Thanksgiving Style~」(以下「彩の国マルシェ」)を開催しました。JR東日本大宮支社、特定非営利法人彩の国地域活性化協会さんと当社が一丸となって開催したこのマルシェは、埼京線沿線活性化イベント「Saikyo Festa(サイキョウフェスタ)」のプログラムのひとつです。
例年は南与野駅周辺で開催していたマルシェですが、前回(2023年3月)は残念なことに雨天で開催できず……今回は雨天でも実施可能な南与野駅北側高架下へと場所を変更し、満を持しての開催となりました。今回はそんな彩の国マルシェの模様と南与野駅前開発の展望についてお届けいたします!
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地域の方とつながる“場”
彩の国マルシェ
彩の国マルシェは、彩の国マルシェ実行委員会(運営:NPO彩の国地域活性化協会、企画支援:新日本ビルサービス株式会社)が、埼玉県の食に携わる方々やクリエイター達と、地域に住む方々とが経済活動を通じて交流する“場”を創造していくプロジェクトです。埼玉県はもちろんのこと、県外の地域でも、埼玉県の食に携わる方々やクリエイター達によってつくられた“場”に人々が集うことで、そこに連帯感が生まれ、助け合い、理解し合える新しいコミュ二ティができることを期待しています。そして、その“場”ならではの新しいビジネス・カルチャー・情報発信がなされることで、埼玉県の食とカルチャーをアピールしていくことを彩の国マルシェは目標としています。
南与野駅北側に場所を変え
約1年ぶりの開催
南与野での彩の国マルシェは2022年3月に始まりますが、元々は南与野駅前の暫定活用と賑わいづくりとして、当社とお付き合いがあるテナント様や地域のNPO法人の方とイベント開催を検討していました。JR東日本からも未利用地でのイベント開催を進めてほしいとの要望があったものの、当社を含め未経験のことで体制を整えることができず実施に至りませんでした。
しかしその後、JR東日本が開催している埼京線活性化のためのイベント「Saikyo Festa」の延長で、NPO彩の国活性化協会に南与野の未利用地でのイベント開催の企画が持ち上がり、3社共催でのイベントが実現しました。2022年3月に第1回目、同年9月に2回目を開催し、2023年3月は雨天のため中止に。今年から雨天でも開催できる南与野駅北側高架下へと場所を変えて、初の2日間開催が実現しました。
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来場者数約2万人
反応に今後の可能性を実感
今回の彩の国マルシェでは、埼玉県のこだわり溢れる食材や商品を集めたショップやキッチンカーが、2日間で80店出店。出店者は実施日ごとに一部変更し、両日楽しめる工夫がなされました。他にも、JR東日本による子ども駅長制服撮影会イベントや地元企業によるワークショップなども開催され、2日間で約2万人の方に来場いただき、これまでの中でも最大規模のマルシェになりました。
また、様々な方に来場いただきましたが、特に保護者の世代が30~40代で、子どもを連れたご家族での来場が多かったなか、当日行った2024年春開業の施設についてアンケートでは、飲食店ができることなどについて嬉しそうに「楽しみにしています!」といったポジティブな意見ばかりで、施設を利用される核となるみなさまの反応に、今後の可能性を実感できました。
これからの南与野駅に
高まる期待感
当社で南与野駅前開発を担当している小笠原佳子さんにお話を伺いました。
小笠原:第3回目となる彩の国マルシェは過去最大規模となりました。第1回開催で約2000人、第2回開催で約8000人、そして今回の開催は約2万人と、もちろん彩の国マルシェさんのネットワークによる力もあってのことですが、回を重ねるごとに来場者も増えていることから、継続して開催する重要性を感じています。今後も彩の国マルシェを継続することで、まちの名物的な催し物にしていければと思いますが、彩の国マルシェとは異なる新たな企画も模索しているので楽しみにしていただけたらと思います。
そして、今回の彩の国マルシェによって南与野でつくられた、まさに地域の方がつながる“場”は2024年春に開業する「Kaya-Machi」に受け継がれていきます。これからもさまざまな企画を仕掛けていきながら南与野駅前をより魅力的にしてきたいです。

・施設名称:Kaya-Machi(2024年春第1期開業)
・所  在:埼玉県さいたま市中央区鈴谷2丁目
・アクセス:JR埼京線南与野駅前

取材編集/くらしづくり・まちづくり室
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株式会社ジェイアール東日本都市開発 埼京支社開発管理部
小笠原おがさわら佳子よしこ
2020年入社後、埼京支社開発管理一部に配属。2年目までは埼玉県戸田市エリア担当及び南与野駅西口開発チームのメンバー、3年目から南与野駅西口開発の専任。
配属されるまではご縁のない地域であったが、埼京支社で多くの案件を通じて行政の方やテナント様、地域プレイヤーの方々と大きな繋がりと基盤をつくる。「Kaya-Machi」は地域との調和を大切にしていることから、計画段階から運営面も含め総合的に検討。作って終わりではない、開業後のさらなる発展を目指している。
2020年入社後、埼京支社開発管理一部に配属。2年目までは埼玉県戸田市エリア担当及び南与野駅西口開発チームのメンバー、3年目から南与野駅西口開発の専任。
配属されるまではご縁のない地域であったが、埼京支社で多くの案件を通じて行政の方やテナント様、地域プレイヤーの方々と大きな繋がりと基盤をつくる。「Kaya-Machi」は地域との調和を大切にしていることから、計画段階から運営面も含め総合的に検討。作って終わりではない、開業後のさらなる発展を目指している。